Digital Graphic Diary




『I miss you and Vancouver sometimes.』

 >>>   -- 04/01/18-22:45..No.[161]  
    年末だか年始だかにメッセンジャーで、まだバンクーバーにいる友達C.K.と話してたとき、「I miss you.」と言われて「I miss you and Vancouver sometimes.」と言ったら「sometimes?」とツッコミが(笑)。私としては「I miss you」、「I miss Vancouver sometimes.」という意図の発言でした。

ここ数日、ふとバンクーバーでの生活を思い出し、懐かしくなる瞬間があります。とても不思議な感覚です。というのも、帰国の際「バンクーバーはもういいや。お金があったら他の国に行きたい。」と社交辞令も無しに本音で周囲に言いふらしていたからです。バンクーバーは治安も、気候も、人もいいので、住むには本当に快適な場所です。しかし、やはり町の規模が大きい東京のほうが面白いことや新しいことがいっぱいあると思ったし、東京という町が持つ歴史の長さも逆に新鮮で刺激的だと思ったからです。(折りしも2003年は江戸開府400年でしたね・・・。)

しかし、この恋しさはなんでしょう。あの夏のキツラノの空の青さや、風の心地よさ、ダウンタウンの街の喧騒の中にまた漬かりたい。不思議です。やっぱり8ヶ月でも住むと愛着ってわくんですね。私は自分の町をこれほど長く離れたことがなかったので、他の町に対する愛着がわくのは生まれて初めてです。だから今、この懐かしさに不思議な気分を感じているのかもしれません。

実は、一部の直接のお知り合いの方にだけ公開したのですが、私は学校の最後の課題制作でバンクーバーの思い出をまとめた作品をFLASHで作りました。その名も「my days in Vancouver」。せっかくなので、今更ですが、ちょっと紹介します。メニューは全部で6つ。

「Photos * scenery」・・・バンクーバーの風景写真
「Photos * private」・・・友達と一緒に撮った写真
「Sketch days * mar to oct」・・・3月から10月までのできごとを簡単にまとめたもの
「Movies * be happy!」・・・数人の友達にしたインタビュー映像
「Message Board * cold fusion」・・・ColdFusionで作成したBBS
「Thanks! * for my people」・・・作品に参加してくれた人やお世話になった人への感謝

手前味噌というか、自己満足で恥ずかしいのですが、今でもこの作品を見ると懐かしさでいっぱいになり、ちょっと涙すら出たりします(笑)。特に「Movies」では「What's your happiness?」という質問に10人の友達に答えてもらったのですが、みんなその人らしい言葉を使っていて、写真では伝わらないその人の個性が出ているので、見ていると、連鎖的に次々とその人や、その人の周りの人についての思い出が湧き上がってきます。映像の力ってすごいですね。

決して大きな作品ではないのですが、この作品の構想と制作には2ヶ月以上かかっていて、いつもアイディアをメモするノートを持ち歩き、ベッドに入って目を閉じた後もアイディアが浮かぶと飛び起きてメモしたりした、それなりに苦労して作品を完成させました。でも、今見るたびにわいてくる気持ちを感じると、本当にこういう作品を作ってよかったなぁと実感します。一生の思い出になりました。

残念ながら非常に個人の写真や映像が満載の作品のため、ここでは公開いたしません。(公の場に写真や映像を出すことについて友達の許可を得ていませんし、私自身の写真も公開したくないので。学校のサイトからの紹介・リンクも、声をかけていただいたのですが、お断りしました。)ただ、「Photos * scenery」のみPHOTOSのページ(こちら)で紹介してますので、よかったらご覧ください。

帰国するときは「またゼヒ海外で長期滞在したい」と思いました。今でもその気持ちは変わりません。でも、実際はお金や仕事の都合で難しい。もしかするとこのバンクーバーでの8ヶ月が一生に一度の海外長期滞在になるかもしれない。だからこそ、思い出も、そこでであった人たちも大切にしないなぁと切に思います。

あと一ヶ月であの出発の日から一年が経つ!
I miss Vancouver!







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